74 Design Labのブログ

ナナヨンデザインラボの代表のデザイン周辺の雑感 

「なぜ働くのか」と「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」

 
両方、私の気分多少が不安定だったので
かなり飛ばし読みをしてしまったのですが
 (不安定だからこそこんな本に手を出すのかもです)
何か共通するところがあるように思います。
 
「なぜ働くのか」では
発明はこの世界の仕組みを解き明かす
発見は発見された事実を用いて新たな物や方法を生み出し世界に変化をもたらす
発見はあるべきかどうかは問われない
発明は倫理的な問題が問われる
自然科学における発見と発明は大抵わかりやすい・・・がどちらとも言い難い物がある
 
そして人間の本質についての概念は・・・発明であるときが多いように思うと。
例えば
人間とはなまけたがるものである
 
とかいう概念が発明されると、無意識に影響されて
世の中がそうなってしまう。
無意識が故に影響されているのに気がつくのが難しい
その概念に沿って規則や褒賞をつくるとますます人間はその方向にいくと。
 
でもそれは、発明であって
変えられない発見ではないのではないか。
 
人間はその概念によって変化するということは
 
こうなりたいという方向のアイディアを出すことで
人間は、社会は良い方向に変化していく。
 
アイディアで人間は変わる。
そうすると働くのが楽しくなる
 
と。
もっとわかりやすい実例をもとに書かれてました。
 
「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」
これはもう、ほんとに飛ばし読みでこんなこと書くのは心苦しいですが
 
「人間は大人になっても成長する」
という調査結果があって
成長することを前提に動いている組織はとてもいいよ
という内容だと思います。
 
人は仕事場で
弱みを隠蔽するのに半分くらいの時間を使っているのでは
という言葉に惹かれて読み出しました。
 
自己防衛からくる行動にとても迷惑していることが多いですし
自分もどうも格好付けすぎないようにしないと変な行動に出てしまうな
と思っていたので。
 
どうも心がちくちくする内容でした。
 
〜〜〜〜〜
 
いずれにせよ、
人は人の捉え方の概念で変化する。
概念について良いアイディアを出し実行せよ
 
という内容かと。
 
そして、あまり良くない概念は
人はどうしても即物的な方向に弱いと思い込むこと。
 
ちょっとずれるが
即物的なことを目的にして直接狙いにいくと
どうも幸せにつながらないというのは
ずいぶん前から思っている。
即物的というより数値に置き換えたものか。
抽象度が高くて、それさえ達成すれば良いのではないもの。
お金とか台数とか計測結果とか。
 
すごいなーと思う人は
目的がその業界での勝ち負けや数字ではなく
でも、とても明快で解像度が高い状態でストイックなのですが
 
その状態はなんなのか・・・
 
最近濱口秀司さんと糸井重里さんの対談で
「道」というカルチャー
というくだりがあって
 
あああ。と思ったのです。
「道」か・・・
 
剣道をやっていたことがあるのですが
勝ち負けだけでなくそれを極めようとすることで別のことを掴む
という感覚、そのつもりでやればいいのかもと。
私の剣道はそこまで行ってなくて
スポーツとして面白がっていた部分がありますが。
 
そして・・・
父が「デザイン道」などと言っていたのですよ、これが。
も・・・もどってきてしまったような。
 
「道」と捉えることで
人間が成長するとかいうこと?・・・かな?
 
難しいことを言わなくても
私がいて、世界とつながっている感覚があればいいのかもしれませんが。