かかわり方のまなび方 西村佳哲
たまたま図書館で手にとって、
なんか、今読んだ方がいい気がする
と思って借りました。
けっこうドンピシャでした。
西村さんの本は
「自分の仕事をつくる」など数冊読んだことがあります。
最近大学の講師をしていて
40人とか相手に講義じゃなくて実習というのは
見切れないなと思っていましたし
何を教えたらいいんだろうとか
私は何を持っていたらいいんだろう?とか迷っていました。
デザインにおける使えるスキルみたいなものは
教えれば教えられますが、
私は広く浅くやっているタイプなので
各分野の専門家が教えた方が良さそうですし
それに、その技術がいるのはごく限られた分野だったり
するので全員やる必要はなかったりします。
また30分とかでデモンストレーションしても
自分で手を動かさないと仕方ないので
意味あるのか?と思いながらも
口だけよりマシかと思ってやったりします。
課題(授業のお題)の進め方にしても
各々どんなアイディアか聞くには時間がいるので
なやましい。
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ワークショップとファクトリーの話かすると
40人へはファクトリー的にやらざるを得ない。
大学レベルだと本当はワークショップ的にやるべきな気がします。
ものづくりはそのまま
ワークショップとファクトリーとの間で
メーカーにいたときは悩んでいたので同じ構図です。
ただ、ファクトリーもないと世の中成り立たないような気がするので
それらの両立がいる、で、いいのだろうか?
創造性がいる段階と生産性をあげる段階があるということか。
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ワークショップも色々な哲学の流派があって
一番極端なのは
構成もエクササイズも、ディレクションもしないらしいが
全て自分の、その人の内側にあるのか、わからない。
本当に主体的だったら参画から企画に行くんじゃなかろうか。
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結局「人間をどう見ているか?」ということなのか。
学校の先生の行動もそれによって違ってくるのだな。
考えてみると
「能力の違いもあるけど
人はそれぞれリズムがある」
というのが私の対応の元になっているような気がする。
時間があればそのリズムがつかめるまで相対したい。
というのが今のところの希望。
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