74 Lab

Labの研究内容のヒント・・・

「デザインの仕事」寄藤文平

つい最近知った(すみません)木村俊介さんの

聞き書きか、と
出るのを楽しみにしていました。
 
寄藤さんの本は
大人たばこ養成講座
ウンココロ
数字のモノサシ
は買ったりしています。
(今手元にあるのはその一部ですが)
 
読んでみて
絵と言葉の一研究
という本の内容を
別角度から見たような気分も楽しめました。
 
スピード感はものすごくて
比べられないところもありますが
工業デザインにも通じるところも多いです。
 
というか、すごく考えさせられたので
詳しく書こうかと思いましたが
消化しきれてない。(こればっか)
 
沢山課題を得た気分。
 
・アイコンとストーリー
(大貫→佐藤→東京オリンピックエンブレム)
・狙いと細部
・一発アイディアと有機的システム
・細部の効率のためのシステムより、いいね!となるアイディア
・秩序を考える学問
 
いや、もっとあるのですが。
あたりでしょうか。
はあ〜。
私はこんなにきちんといろいろ考えてないな・・・。
 
悩み深いのに透明感のある印象なのは
人柄なのでしょうか?
木村さんの受け取りなのでしょうか。

また消化したら書きましょう。

「インタビュー」木村俊介

えんえんと繰り返し、少しずつ言い方を変えて

同じことを言っている
そうして言葉で言い表しにくいことを
形づくっているような感じがするが
どうなのだろう?
 
万年筆で少しずつ書いた
というのも
この文章の雰囲気に関係ありそうです。
 
正直私には捉えきれなかった部分が多い感じですが
「はりぼて」「ドーピング」
といった表現は
工業製品の外観デザインに関わって来た身として
外観はリアルに「はりぼて」だし
気をつけないと「ドーピング」してるだけ
になってしまうのは同じではないかと
思いながら読んでいました。
 
「そんなの詐欺ですよ」
 中身がそれほど進化していない製品の開発中に
「もっと外観で差が出るようにしてほしい、すごい機械なんだから」
とデザイナーでない上位者が言った時に
私が答えたと知った同僚が
そんなこと言っちゃったの?的に笑っていましたが
 
デザインはきっと人間の錯覚みたいなところまで
配慮するけど、ごまかしの手段じゃないよなー
とか思っているのも思い出すのです。
 
大事なことで自分と関係ありそうなのですが
具体的にイメージできないくだりが
いくつかあるのがムズムズするなという読後感です。
 
そして、木村さんが「芸術起業論」村上隆、にも関わっていたのを知り、
それをまた読み返したりしています。
アートの見方が分かって、すげーメカラウロコとはこのことか
みたいな本です。私にとって。

ボクたちはみんな大人になれなかった 読みました。

読もうかなと思っているうちに

Amazonで売り切れとか出てて
リアル書店はどうかと
自由が丘、日吉、横浜と本屋をめぐり
横浜の2件目で3冊残っているのを見つけて
ドキドキしながらレジへ向かいました。
 
ほんとうに厳しいことなく育った私は
人として直接重なるところはないけど
 
主人公と年齢が近くて
育った場所や行動範囲も微妙に近い。
 
小沢健二大友克洋も通ってなくて
でもエヴァンゲリオンのタイミングは
とてもよくわかります。
 
仕事もそうですが
 
時々、私の過ごした時空間?と
交差するようなところがあって
実感を持つのに絶妙でした。
 
〜〜〜
 
取り返しのつかない日々を思うと
けっこう小さいときから
胸がつまってどうしようもない気分になるときがあります。
 
漫画や小説でもそういうことを感じる
ものがとても苦手で
そのまた最終回とか、もう。
 
小さいときはなんで苦しいのか
まったくわからず困っていましたが
今もきちんと説明はできないです。
 
これはそういう展開で
終わりになりそうだな
と怖かったのですが
 
通勤電車の中でぎりぎり読み終わらなくて
駅から会社と反対方向の公園に行って
読み終えました。
 
朝から涙目で
でもまあ、生きてる限り前を向こうかと
仕事場に向かいました。
 
ちょっと急いで読んじゃった部分もあったし
また読みます。

専門家の解説とアナウンサー

2017年のイタリアGP(ムジェロ)だったと思いますが

元250ccクラスのチャンピオン(!)の原田哲也さんが解説でした。
さて、あくまで素人が映像を見ただけで書きますが。
 
イタリアを拠点に活動してましたし
おそらく鈴鹿よりここのほうがテストも含めて走っている
という原田さんが
「ホームストレートエンドのブレーキングが難しい」と
言いまして
アナウンサーは
「340km/hから80km/h代まで落としますからね」
と答えました。(見たらWikiにも書いてあった。)
原田さんは
「(それもあるけど)単純なストレートじゃなくて
 あれだけ高速だとほとんどS字感じるんです」
というようなことを答えました。
 
後でそのコーナーの機会にアナウンサーは
表示される速度を見ながら?
「340km/hから80km/h代までブレーキング」
ということをまた言っただけでした。
原田さんももう一度似たようなコメントを付け加えた
ような気がします。
 
噛み合ってないのではないか・・・。
ただ、そのとき私は
高速でS字だと車体を切り返す(反対側に倒す)のが
慣性で重くなるので難しいのかな、
と思って聞いていたのですが、
 
少し後で現れた
正面に近いマルケスのスローの映像のからすると
1コーナーは右なのですが
その手前で少し左にコースが曲がっていて
車体が左に向いたまま
右コーナーに備えてフルブレーキングしているようです。
これを
「難しい」
と言ってるんじゃないかなと思いました。
 
いやー、
曲がりながらフルブレーキングって
全然想像できません・・・。
 
今、サーキット図を確認してみたらピットレーンの出口あたりから
少し左にそれてるようです。
位置的にも左に曲がりながらブレーキングを開始してる感じで
たぶん当たりじゃないでしょうか。
 
映像も、現地のスタッフが難しいのがわかっていて
流してくれていたのかも。
 
元ライダーである解説者は
視聴者にわかる言葉に直すのが
その場ではできないときもあります。
 
アナウンサーは
速度という見ればわかることを頼りにするだけでなく
ほんの少し突っ込んだところを拾ってくれると
嬉しいなーと思います。
 
そうすると、視点が増えて
レースを見ていてとても面白いのです。
とくにここは
そう思って見ると
速度や減速の度合いだけじゃなくて
「ライダー達なんてことしてんの!!」
って喜べます。
 
楽しみが広がります。
後で勘違いってわかるもありますけども、
勝手に仮説を立てるのも楽しいです。
(答えを知ってる人、教えてください。)
 
閉じられた世界を外に説明する話の続き・・・でもありました。

○○の素晴らしさを世の中の人に伝えたい

ある分野の人が

「○○(ある分野)の素晴らしさを世の中の人に伝えたい」
という時があります。
 
直接語ったり見せたりして
伝わるときもありますが
そうでもないときも多いと思います。
 
内と外の問題というか
内にしか通用しない言語でしか
語れないからのような気がします。
 
デザインもそうで・・・
デザインの素晴らしさとか
有用さとかをそれ以外の分野の人にいくら
自分の萌えポイントを
言っても見せてもどうしようもないです。
 
デザイン業界のレベルをあげようと頑張っても
関係ないです。
 
こんなことがわからないなんて
感性低いとかセンス悪いとか言っても
仕方ないです。
 
もう一つ直接的に言っちゃえば、
開発においてデザインのポイントが
設計者や販売の人に伝わんないときに
例えば設計者が喜ぶような
その価値観のものさしに沿ったメリットを提供するのも
手ですが、デザインのいいところが思いきり出せる気がしません。
 
・・・わたしはよくこれをやってしまう。
 
〜〜〜
 
車好きの人が
スポーツカーは素晴らしいと言っても
車好きでない人には関係ないです。
 
燃費がいいとか、乗り心地が実はいいとか
安全とか言っても仕方がない感じ。
そんなこと言われても乗りません。
スポーツカーのほんとに大事なことはそこじゃないので
無理するとずれるし。
 
〜〜〜
サッカー選手がいくら
 素晴らしいキックをできても
 
建設業界には関係ない。
すごいとは思ったとしても
直接はあんまり価値はない。
 
サッカーの技術を磨いて
素晴らしいプレーができるようになっても
建築現場には関係ない。
 
でも、日本に観光客を呼び込んで
盛り上げよう、あわよくば儲けようとか
考えて、その中心にスポーツイベントを据えよう
とかいうときには(順番は色々ありますけど)
 
サッカー選手の
素晴らしいプレー
宿泊設備やスタジアムやその他もろもろ作る
建設業界に繋がりが出てきます。
 
オリンピック盛り上げよう!
って考えるのが大事と。(そうなのか?)
 
〜〜〜
 
まあ、たとえとしてどうか
とも思いますが
 
デザインの素晴らしさを伝えようと思ったら
デザインのレベルをあげるだけでなく
全く関係ない別のことを通じて協力する場を作る
のがいいんじゃないんじゃないでしょうか。
 
・・・当たり前か。
でも結構そのまま伝えようとしちゃうんですけど。
伝わらないと声を大きくしたりして。
それか相手の言語に置き換えたりして。
後で あ、違うわ。って思うのでした。
 
なんでも直接狙うと思った結果にならないです。
 
・・・で、なにしようかしら。

数学ブックトークと遥かなる他者のためのデザイン

数学ブックトークに行ってきた。

森田真生さんの話はすごい。
 
昨年一回聞いて
よくもまあ喋る喋る。
左右に歩き回りながら
難しい話を噛み砕いて、
噛み砕いたが故に
あっちこっちに話題が飛んで・・・いるように見えるが
それらを総合するとそのとき話したいことを
説明するのに通じていて
その情報量に圧倒されつつ大笑いだったのです。
 
今回はFregeという数学者の本の紹介だったのですが
なぜその本が、数学者が重要かを理解するには
数学の歴史や人の認識やなにかの捉え方や
様々なことの認識を合わせないとたどり着かないわけで
そのために
例えば 複素数の理解までさせるような内容まで
話すのです。
 
数学の素養がない私にもある程度わかり
普段疑問に思っていることにも繋がって
今回もニヤニヤしながら帰ってきたのでした。
 
で、帰りに
「遥かなる他者のためにデザイン」
という本を読んでましたら
(分厚くて読み終わる自信がないので途中だが書いてしまう)
情報と身体
行動から立ち上がること
(正確にはまだうまく言えないけど)
など共通のイメージがどんどん出てきて面食らった。
 
森田さんの話を聞いた後でなかったら
どう感じたのだろう???
 
情報の神経衰弱(トランプのね)的な
めくってみたら共通点見つけた!
みたいなのが好きな私としては
うひゃーな日でした。

「誰がアパレルを殺すのか」

杉原淳一 染原睦美 日経BP

~~~~~

本の話ばかりになっていますね。

それはいいとして。
工業製品を開発しているのも結構辛いのだが
アパレルはどんなのだろうと手に取った。
 
・ぼーっと見ていたデパート不信
伊勢丹の社長退任とかは
アパレルの不調も原因だったのか・・・
・生産の中国依存大きい
・アパレルはレスポンスも大事なので
 販売国の近くで生産が良い。よって
縫製のレベルだけでなく場所として中国より
離れ過ぎてもメリットが少ない。
(とはいて現状中国が良いなんて今まで
縫製技術をあげて、物流も整えてきたからであって
そりゃ今比べれば中国がいいのだ。
次にどこを育てるかは要るだろう)
・とはいえ、ショッピンセンターとなかに入る
店舗をがんがん増やせば売り上げが増えるのは
もう終わり。
・柳井さんの言う「散弾銃商法」は工業製品でも言えて
そうでな方法を取っているのが
私の知っている例では
Snowpeakとかだったりするのだろう。
・ネット対策でなんとかしようと言いつつ
根本的な行動に移れていないのもある種の工業製品と似てる。
・売り場の方が使い捨て的になるのも悲しい。
 
なんだか短期的な「効率アップ」ではいけないなあと
つくづく思う。
価値を変えずに時間とか材料費とかケチるだけになってしまうから。
信じられる価値観を再発見?し
それを手間暇惜しまず作って広める
それだけが大事だなと
それをやっている時間は何事にも代えがたいとか
思うのであります。