74 Lab

Labの研究内容のヒント・・・

○○の素晴らしさを世の中の人に伝えたい

ある分野の人が

「○○(ある分野)の素晴らしさを世の中の人に伝えたい」
という時があります。
 
直接語ったり見せたりして
伝わるときもありますが
そうでもないときも多いと思います。
 
内と外の問題というか
内にしか通用しない言語でしか
語れないからのような気がします。
 
デザインもそうで・・・
デザインの素晴らしさとか
有用さとかをそれ以外の分野の人にいくら
自分の萌えポイントを
言っても見せてもどうしようもないです。
 
デザイン業界のレベルをあげようと頑張っても
関係ないです。
 
こんなことがわからないなんて
感性低いとかセンス悪いとか言っても
仕方ないです。
 
もう一つ直接的に言っちゃえば、
開発においてデザインのポイントが
設計者や販売の人に伝わんないときに
例えば設計者が喜ぶような
その価値観のものさしに沿ったメリットを提供するのも
手ですが、デザインのいいところが思いきり出せる気がしません。
 
・・・わたしはよくこれをやってしまう。
 
〜〜〜
 
車好きの人が
スポーツカーは素晴らしいと言っても
車好きでない人には関係ないです。
 
燃費がいいとか、乗り心地が実はいいとか
安全とか言っても仕方がない感じ。
そんなこと言われても乗りません。
スポーツカーのほんとに大事なことはそこじゃないので
無理するとずれるし。
 
〜〜〜
サッカー選手がいくら
 素晴らしいキックをできても
 
建設業界には関係ない。
すごいとは思ったとしても
直接はあんまり価値はない。
 
サッカーの技術を磨いて
素晴らしいプレーができるようになっても
建築現場には関係ない。
 
でも、日本に観光客を呼び込んで
盛り上げよう、あわよくば儲けようとか
考えて、その中心にスポーツイベントを据えよう
とかいうときには(順番は色々ありますけど)
 
サッカー選手の
素晴らしいプレー
宿泊設備やスタジアムやその他もろもろ作る
建設業界に繋がりが出てきます。
 
オリンピック盛り上げよう!
って考えるのが大事と。(そうなのか?)
 
〜〜〜
 
まあ、たとえとしてどうか
とも思いますが
 
デザインの素晴らしさを伝えようと思ったら
デザインのレベルをあげるだけでなく
全く関係ない別のことを通じて協力する場を作る
のがいいんじゃないんじゃないでしょうか。
 
・・・当たり前か。
でも結構そのまま伝えようとしちゃうんですけど。
伝わらないと声を大きくしたりして。
それか相手の言語に置き換えたりして。
後で あ、違うわ。って思うのでした。
 
なんでも直接狙うと思った結果にならないです。
 
・・・で、なにしようかしら。

数学ブックトークと遥かなる他者のためのデザイン

数学ブックトークに行ってきた。

森田真生さんの話はすごい。
 
昨年一回聞いて
よくもまあ喋る喋る。
左右に歩き回りながら
難しい話を噛み砕いて、
噛み砕いたが故に
あっちこっちに話題が飛んで・・・いるように見えるが
それらを総合するとそのとき話したいことを
説明するのに通じていて
その情報量に圧倒されつつ大笑いだったのです。
 
今回はFregeという数学者の本の紹介だったのですが
なぜその本が、数学者が重要かを理解するには
数学の歴史や人の認識やなにかの捉え方や
様々なことの認識を合わせないとたどり着かないわけで
そのために
例えば 複素数の理解までさせるような内容まで
話すのです。
 
数学の素養がない私にもある程度わかり
普段疑問に思っていることにも繋がって
今回もニヤニヤしながら帰ってきたのでした。
 
で、帰りに
「遥かなる他者のためにデザイン」
という本を読んでましたら
(分厚くて読み終わる自信がないので途中だが書いてしまう)
情報と身体
行動から立ち上がること
(正確にはまだうまく言えないけど)
など共通のイメージがどんどん出てきて面食らった。
 
森田さんの話を聞いた後でなかったら
どう感じたのだろう???
 
情報の神経衰弱(トランプのね)的な
めくってみたら共通点見つけた!
みたいなのが好きな私としては
うひゃーな日でした。

「誰がアパレルを殺すのか」

杉原淳一 染原睦美 日経BP

~~~~~

本の話ばかりになっていますね。

それはいいとして。
工業製品を開発しているのも結構辛いのだが
アパレルはどんなのだろうと手に取った。
 
・ぼーっと見ていたデパート不信
伊勢丹の社長退任とかは
アパレルの不調も原因だったのか・・・
・生産の中国依存大きい
・アパレルはレスポンスも大事なので
 販売国の近くで生産が良い。よって
縫製のレベルだけでなく場所として中国より
離れ過ぎてもメリットが少ない。
(とはいて現状中国が良いなんて今まで
縫製技術をあげて、物流も整えてきたからであって
そりゃ今比べれば中国がいいのだ。
次にどこを育てるかは要るだろう)
・とはいえ、ショッピンセンターとなかに入る
店舗をがんがん増やせば売り上げが増えるのは
もう終わり。
・柳井さんの言う「散弾銃商法」は工業製品でも言えて
そうでな方法を取っているのが
私の知っている例では
Snowpeakとかだったりするのだろう。
・ネット対策でなんとかしようと言いつつ
根本的な行動に移れていないのもある種の工業製品と似てる。
・売り場の方が使い捨て的になるのも悲しい。
 
なんだか短期的な「効率アップ」ではいけないなあと
つくづく思う。
価値を変えずに時間とか材料費とかケチるだけになってしまうから。
信じられる価値観を再発見?し
それを手間暇惜しまず作って広める
それだけが大事だなと
それをやっている時間は何事にも代えがたいとか
思うのであります。

 

「なめらかな社会とその敵」を読みました。

名前をつけて分けないと
人は認識しづらいのでしょうが
 
会社の組織とか、どうにかならいものかと
違うつながりができると解消されるのか?
機密なんて正直無理な話で
あと、責任とか、トップダウンかどうかとか
脈絡なくもやもやしてることを
真正面から対峙してそうかなと
 
誰かのtwitterを見て買ってみた。
買ってから気づいたが
鈴木健さんはそういえば名前を聞いたことがあって
ブックトークを聞きに行って感激した
森田真生さんとつながりのある人ではないか。
おお。
〜〜〜
核と膜と網というのは生物として基本なこと。
それがある種効率よく
活動する以上そういう成り立ちになるもの。
 
それは前提として
社会の仕組みである通貨や選挙制度
コンピュータが発達して
ネットワークで繋がったなか
今当たり前だと思っていることを乗り越えて
こんなことが可能だという考察(でいいのか)
 
数式は今回理解するのを諦めてしまったが
それ以外も消化が足りなすぎる
がやりたいことはわかる!おそらく。
(かなり共感しているつもりだが自信がない)
〜〜〜
あとがきがとても気に入った。
「・・・以上の方々には感謝の念が絶えない。みなさんの協力が
なければ、本書はこうしたかたちで生まれることはなかったであろう。
にもかかわらず本書の責任は著者の私にあるというのがよくある表現
なのだが、どうも納得がいかない。ここで名前を挙げたみなさんにも、
挙げられなかった方々にも、本書の内容には少しずつ責任をもって
 いただこうと思う。」
この本を書いておいて
「本書の責任は著者の私にある」と言ってしまったらおかしいのです。
「本書の責任は著者の私にある」というのに慣れてしまった自分を
思い出して
難しくて消化できてないのをちょっと忘れて
 にゃははと笑って読み終わったのでした。

モモ

モモを読み直した。
たぶん小学生の終わりのころに
をドイツから来た方にいただいて読んで
その後少したってから
図書館で「モモ」を読んだような記憶がうっすら。
はてしない物語」はかなり感激した覚えがあって
でも「モモ」はあまり記憶に残っていなかった。
 
でも、よく例として話題にあがるので
もう一度読んでみようかなあと
岩波少年文庫を買って読んでみたら
まあ、面白い。
というか、社会人になる前にこれを
理解できるのかよく分からないな
と思うくらいの内容で。
 
まだ消化できてないところがあるので
また読もう。
 
マイスターホラの元から帰ってきたあとに
 ニノのお店に行った時
ニノとモモが話しているとき
列の後ろでイライラしているのは私です。

「スバルをデザインするということ」

難波治さんの本を読んだ。

スバルをデザインするということ Motor Fan illustrated特別編集 | 難波 治 | 産業研究 | Kindleストア | Amazon

 
・スズキからフリーランスそしてスバルのデザイン部長へ。
  そんなこともあるのか・・・
・その会社を良く知ること・・・スバルの6連星(星座は7つ)の話はいいなあ。
・商品の負のスパイラル・・・みんな人の所為にしちゃいますよね。
・ブランド構築時の我慢と攻め・・・いやあ、これは沢山の経営者に
   知ってほしいけど、知っていても判断が難しいのかなあ。
・群れに入れる・・・一般的に好感の持てるプロポーションの範囲に
 入れるということ・・・説得力があるけど諸刃の剣なのですね。
・引き算のデザイン・・・日本的の考え方
・デザインキー・記号性の決め方
・組織運営とデザイナーの育成
  脂ののった年齢の時には管理職
  得意な段階が人によって違う・・・この2つは難しいですねえ。
・自動車文化・・・ルイ・ヴィトン・コンコルソ・エレガンテ
  遠い世界もあるのですね。
 
などの話が興味深く、そこから伝わってくる
きちんと捉えて
バランスよく
手持ちの条件で
仕事をした感じはハッタリみたいなものが少なく
でも結果を出していて格好良い。
そしてそれでも、半分は「これでよかったのか?」
と考えているのも。
 
しかし、最近クルマに興味がなくなっているのもあるが
正直その当時(2009年とか2013年)の
ショーカーを見てもなんとも思わなかった
自分の感性?にはがっかりです。
 
身近な女性がスバルいいって言うんすよね。
おそらくAWDなどスバルの良さを表現した
しっかりした骨格を感じていると思われる感想を言いつつ。

パワハラという視点と似たもの

「街場の共同体論」に
家族の中の「お父さん」のポジションは
みんなで引き摺り下ろしてきたのだ
という意味のことが書いてあったと思いますが
 
「お父さん」であるだけで偉い、決定権がある
というのは根拠ないじゃない?
 
でも実力でそのポジションにいるというのは
ほとんどの「お父さん」は無理です。
 
「先生」であるだけで偉くはないでしょ
となって、おまけに
叩いてはだめ
 となると
言うことを聞く理由が希薄になってるのも似ています。
 
そして、
 
パワハラ」とかいうことを声高に言うと
上司だからって偉いわけじゃないでしょ
とセットになって
 
「お父さん」や「先生」
と同じに
管理職が昔より
 大変なことになりますね。
 
本当に全ての部下より全ての能力で優れているから
そのポジションにいる人しか認められなくなったら
これまたほとんどの人が無理です。
 
パワハラ」という視点は
いろいろなことの上下関係をなくす動きの
一部なのかな?と思いついたのでした。
 
「お父さん」や「先生」や「管理職」を
全部役割として、おいておくのは
知恵でもあったのでしょうが、
 次の仕組みがいるのでしょうね。
上下じゃなくってネットワークな世の中ですもの。
 
あ、相対化って繋がりの見方が
ピラミッドや樹形図じゃなくて 網ってことか?