74 Design Labのブログ

ナナヨンデザインラボの代表のデザイン周辺の雑感 

2019年

1月 退社決める

2月 足の小指ぶつけた(のちに骨折とわかる)

3月 最後の仕事発表(うけなかった!)

4月 女子美非常勤講師始める(色々!)

5月 ナナヨンデザインラボ設立

6月 部屋さがしたり、授業対応したり

7月 作業場を借りて壁を塗ったり

8月 複数の理由でイラスト、スケッチ描きまくる

9月 お仕事一つ完了、別件スタート

10月 昭和女子大非常勤講師開始(準備が大変!)

11月 つくばチャレンジに協力したり、子供製品テーマの課題対応したり

12月 いまここ・・・

 

いやもう、まったくペースがつかめません!

またくわしく書きます。

来年はもっと活動します。

いつの間にか涼しくなってきたかも

しばらく更新しておりませんが

夏の間、思いがけず

忙しくしていたからでした。

 

部屋を借りて

壁を半分塗って

設備を整え

 

夏休みなく(いや毎日が夏休み状態ですが)

イラストを描き続け

工作をし

スケッチを描き

大学に行き

していたのでした。

 

秋にパワーダウンしないように

気をつけないといけません。

 

と記録しておいて

またあとで詳しく書きたいと思います。

ではまた!

かかわり方のまなび方 西村佳哲

たまたま図書館で手にとって、

なんか、今読んだ方がいい気がする

と思って借りました。

けっこうドンピシャでした。

 

西村さんの本は

「自分の仕事をつくる」など数冊読んだことがあります。

 

最近大学の講師をしていて

40人とか相手に講義じゃなくて実習というのは

見切れないなと思っていましたし

何を教えたらいいんだろうとか

私は何を持っていたらいいんだろう?とか迷っていました。

 

デザインにおける使えるスキルみたいなものは

教えれば教えられますが、

私は広く浅くやっているタイプなので

各分野の専門家が教えた方が良さそうですし

 

それに、その技術がいるのはごく限られた分野だったり

するので全員やる必要はなかったりします。

 

また30分とかでデモンストレーションしても

自分で手を動かさないと仕方ないので

意味あるのか?と思いながらも

口だけよりマシかと思ってやったりします。

 

課題(授業のお題)の進め方にしても

各々どんなアイディアか聞くには時間がいるので

なやましい。

 

~~~~~

 

ワークショップとファクトリーの話かすると

40人へはファクトリー的にやらざるを得ない。

 

大学レベルだと本当はワークショップ的にやるべきな気がします。

 

ものづくりはそのまま

ワークショップとファクトリーとの間で

メーカーにいたときは悩んでいたので同じ構図です。

 

ただ、ファクトリーもないと世の中成り立たないような気がするので

それらの両立がいる、で、いいのだろうか?

創造性がいる段階と生産性をあげる段階があるということか。

 

~~~~~

 

ワークショップも色々な哲学の流派があって

一番極端なのは

構成もエクササイズも、ディレクションもしないらしいが

全て自分の、その人の内側にあるのか、わからない。

本当に主体的だったら参画から企画に行くんじゃなかろうか。

 

~~~~~

結局「人間をどう見ているか?」ということなのか。

学校の先生の行動もそれによって違ってくるのだな。

 

考えてみると

「能力の違いもあるけど

人はそれぞれリズムがある」

というのが私の対応の元になっているような気がする。

 

時間があればそのリズムがつかめるまで相対したい。

というのが今のところの希望。

 

〜〜〜〜〜

ナナヨンデザインラボ

ネンドノオンド

エル・デコでの佐藤オオキさんの連載をたまに読んでいて

面白がっていたのが本になったようで

喜んで買った。

 

ボイスレコーダーなしで臨むと言う

話の内容の前に・・・

 

似顔絵が得意な?オオキさんならではか

喋り口調からキャラクターを作り出していて

とっても描写が面白い。

こういう捕まえ方はあまり見たことない感じ。

 

内容は

著名なデザイナーばかりで

それぞれの哲学が見えてとても刺激的。

 

一目置かれているネンドだから

デザインオタクのオオキさんだから

引き出せた内容みたい。

 

著名とは言ったけれど

私はデザインオタクには程遠く

実は名前を知らなかった方が半分

作品までは思い浮かばない方が1/4

てな具合で

改めて色々見ていこうと思った次第・・・。

 

この本は机の横に置いておこう。

 

・・・

こういうジャンルの

「デザイン」

はどうも私がやれる、やりたいものと

違う感じかしていて

憧れるけど避けていたようなのです。

・・・

こんな夜更けにバナナかよ

 

映画の題名で知って読んだのだけれども。

 

「生きよう」って意思は大事なんだ

と書いてあるのかなと思って読み始めたのですが

 

実際読むと思ったりずーっと大作でした。

書いた人がすごい、いい感じ。

 

よくありそうな視点からも

その裏返しの視点でのフォローもある

というレベルではなく

 

こんなもんでいいか

という部分がなく

取材も勉強もページ数も費やして

グッと手応えのある感じでした。

 

何年もかけてこれを書く

意思と気力とみたいな方に

ラクラしました。

 

本人は

そんなに立派なものではないよ

とももしかしたら、おっしゃるかもしれませんが。

いや、どうかな。

 

私も腰を落ち着けて活動したいです。

 

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主人公である鹿野さんの姿ももちろん

興味深くて

 

いわゆる健常者だって

一人では生きていけなくて

でも現在の通常のゾーンに入っている人用には

コンビニになんでも揃っている状態なんで

自分で声を上げなくても

ある程度生きていけちゃう。

 

大量生産品を作っている会社は

その量産の仕組みを使うために

一定のボリュームを狙って

こんなものが欲しいんだろうと作る。

 

逆に言うと、その仕組みで

声をあげなくても

そこに合えば作ってもらえる。

 

私も

声を上げる必要がなくなっちゃってる。

けど。よーく耳をすまして

動いてみて

自分の色々な声をすくい上げたいように思ったりしております。

てなことを考えさせられました。

 

いや、どうなるかな。

しょぼい喫茶店の本

 

私は毎日同じ時間に起きて同じ場所通うということ自体は

それほど苦にならないのです。

ほぼ23年間それをやってきました。

 

ただ、その中で起こることが

自分にとって嬉しい変化があったり工夫ができないことが続くと

まあ、どうしようかな、と思うわけです。

 

というわけで、

離れたものの

なんだかその、大した能力もないのに

どうしようか考えてるわけで

悲観的に考出すとなかなかやばい。

 

でも

「自分は大した人間じゃない」と

考えることから始まることがあるなー

と思えることで

この本はまず、自分にとってとてもタイムリー。

 

掃除とか機嫌を良くすることはできるし

時間通りに準備しておくことは

まあ得意だ。

そこからだと思えるだけでもいいな

と少し心が軽くなります。

 

人に任せる、頼るというところももっと考えよう。

一人でなんでもやらねばと思ってしまうんで。

 

もっと人と関わって

もっと作戦を練って実行して

をやりたいなーと得意じゃないながらも思います。

 

サラリーマンができなくなってしまったけど

なんとか生きてこう。

 

5章、6章の題名(と内容)がいい。

おりんさんの「パーン」にはなんか泣けた。

 

ではまた。