映画の題名で知って読んだのだけれども。
「生きよう」って意思は大事なんだ
と書いてあるのかなと思って読み始めたのですが
実際読むと思ったりずーっと大作でした。
書いた人がすごい、いい感じ。
よくありそうな視点からも
その裏返しの視点でのフォローもある
というレベルではなく
こんなもんでいいか
という部分がなく
取材も勉強もページ数も費やして
グッと手応えのある感じでした。
何年もかけてこれを書く
意思と気力とみたいな方に
クラクラしました。
本人は
そんなに立派なものではないよ
とももしかしたら、おっしゃるかもしれませんが。
いや、どうかな。
私も腰を落ち着けて活動したいです。
~~~~~
主人公である鹿野さんの姿ももちろん
興味深くて
いわゆる健常者だって
一人では生きていけなくて
でも現在の通常のゾーンに入っている人用には
コンビニになんでも揃っている状態なんで
自分で声を上げなくても
ある程度生きていけちゃう。
大量生産品を作っている会社は
その量産の仕組みを使うために
一定のボリュームを狙って
こんなものが欲しいんだろうと作る。
逆に言うと、その仕組みで
声をあげなくても
そこに合えば作ってもらえる。
私も
声を上げる必要がなくなっちゃってる。
けど。よーく耳をすまして
動いてみて
自分の色々な声をすくい上げたいように思ったりしております。
てなことを考えさせられました。
いや、どうなるかな。