74 Design Labのブログ

ナナヨンデザインラボの代表のデザイン周辺の雑感 

専門家の解説とアナウンサー

2017年のイタリアGP(ムジェロ)だったと思いますが

元250ccクラスのチャンピオン(!)の原田哲也さんが解説でした。
さて、あくまで素人が映像を見ただけで書きますが。
 
イタリアを拠点に活動してましたし
おそらく鈴鹿よりここのほうがテストも含めて走っている
という原田さんが
「ホームストレートエンドのブレーキングが難しい」と
言いまして
アナウンサーは
「340km/hから80km/h代まで落としますからね」
と答えました。(見たらWikiにも書いてあった。)
原田さんは
「(それもあるけど)単純なストレートじゃなくて
 あれだけ高速だとほとんどS字感じるんです」
というようなことを答えました。
 
後でそのコーナーの機会にアナウンサーは
表示される速度を見ながら?
「340km/hから80km/h代までブレーキング」
ということをまた言っただけでした。
原田さんももう一度似たようなコメントを付け加えた
ような気がします。
 
噛み合ってないのではないか・・・。
ただ、そのとき私は
高速でS字だと車体を切り返す(反対側に倒す)のが
慣性で重くなるので難しいのかな、
と思って聞いていたのですが、
 
少し後で現れた
正面に近いマルケスのスローの映像のからすると
1コーナーは右なのですが
その手前で少し左にコースが曲がっていて
車体が左に向いたまま
右コーナーに備えてフルブレーキングしているようです。
これを
「難しい」
と言ってるんじゃないかなと思いました。
 
いやー、
曲がりながらフルブレーキングって
全然想像できません・・・。
 
今、サーキット図を確認してみたらピットレーンの出口あたりから
少し左にそれてるようです。
位置的にも左に曲がりながらブレーキングを開始してる感じで
たぶん当たりじゃないでしょうか。
 
映像も、現地のスタッフが難しいのがわかっていて
流してくれていたのかも。
 
元ライダーである解説者は
視聴者にわかる言葉に直すのが
その場ではできないときもあります。
 
アナウンサーは
速度という見ればわかることを頼りにするだけでなく
ほんの少し突っ込んだところを拾ってくれると
嬉しいなーと思います。
 
そうすると、視点が増えて
レースを見ていてとても面白いのです。
とくにここは
そう思って見ると
速度や減速の度合いだけじゃなくて
「ライダー達なんてことしてんの!!」
って喜べます。
 
楽しみが広がります。
後で勘違いってわかるもありますけども、
勝手に仮説を立てるのも楽しいです。
(答えを知ってる人、教えてください。)
 
閉じられた世界を外に説明する話の続き・・・でもありました。