74 Design Labのブログ

ナナヨンデザインラボの代表のデザイン周辺の雑感 

ものづくり「超」革命 をさらっと読んで

すみません、とくに後半読み飛ばしていますので
あくまで読みながら妄想したことのメモです。

モノを作るのが中心ななか育ってきていますので
読んでおこうかと思い手に取りました。

アクセンチュアの人がまとめたのですね。
コンサルタント視点な感じがします。

製品がコネクテッド化すると
ハードの重要度、価値が(割合的に)落ちて
ソフトの重要度がすごく増すと。
だからこう考えてこう行動「すべきだ」ということが
実例を挙げながら、インタビューを交えながら書いてありました。

確かにハードの性能の高さだけを注目して開発してアピールしても稼げないし
いわゆる「体験」をきちんと見ないとダメなのは確かですが
ハードを甘く見すぎではないかと感じてしまいました。
私が古い、「モノ」好きだからかもしれないですが。

例えば作業機、クルマなどはハードの限界をソフトでは超えないと思うのです。
人がハードの限界を引き出せないような分野では少しいいかもしれません。
ソフトのバージョンアップでハードを常に新しく、は机上の話っぽいです。

どんな状況でも耐えるような仕様にしてしまうと
重すぎて高すぎるのは目に見えてますし。

そして物理的に、モノを扱うのは意外と色々な状況の変化があって
安定して扱うのは難しいものです。

このあいだ、北海道で沈んだ船を引き上げて
運ぶ途中でまた落としてしまったのを聞いて
現場で確実にものを扱うのは難しいよなと、思い出していました。

なにより
ソフトによって性能や体験が向上している実例があまりピンときませんでした。
テスラの出している事例が同じ車体でソフトのバージョンアップで
0マイル毎時から60マイルまで加速するのに 3.2秒から3.1秒になりましたって
それは今までの価値観と一緒ではないのか?と、数値も微妙ではないでしょうか。

他の事例も含めて、センサーをつけておいて随時メンテナンスをしますよ
能力や仕事を保証して、売り切りにしませんよという系のものは分かりますが

少し、煽りすぎでは・・・いえ、スマホは世界を変えましたので状況の変化を甘くみてはいけませんし、ただある種の私の疑問へのヒントがあまり見いだせなかっただけです。

 

もうひとつ、これは工夫のしどころでこれも私も答えがなくて困っていて
会計士や弁理士、弁護士なども含めて相談が必要そうですが

アジャイルな開発が必要で様々な分野の人が参加して、
進化し続けるのが必須なコネクテッドな製品の開発とサービスって
誰がお金を出して、管理して、いつ支払うのか、
そして権利はだれが持つのかが難しいですよね。
組織がフラットで終わりがないのですから。

それこそプロジェクトに関わったら
ベーシックインカム的に参加してる人には一定で払うってのがいいのかしら?
上手くいったときの評価や報酬はモチベーション的には要りそうだけれども

理想はシームレスなのですが
どこかで区切らないと進行と会計はできないわけで

その点大きな会社でサラリーマン的に働くのがいいって話になっちゃったりして。
などと考えたりしました。

みんなどうしてるのかしら 知りたいです。

 

ナナヨンデザインラボ