74 Design Labのブログ

ナナヨンデザインラボの代表のデザイン周辺の雑感 

かかわり方のまなび方 西村佳哲

たまたま図書館で手にとって、

なんか、今読んだ方がいい気がする

と思って借りました。

けっこうドンピシャでした。

 

西村さんの本は

「自分の仕事をつくる」など数冊読んだことがあります。

 

最近大学の講師をしていて

40人とか相手に講義じゃなくて実習というのは

見切れないなと思っていましたし

何を教えたらいいんだろうとか

私は何を持っていたらいいんだろう?とか迷っていました。

 

デザインにおける使えるスキルみたいなものは

教えれば教えられますが、

私は広く浅くやっているタイプなので

各分野の専門家が教えた方が良さそうですし

 

それに、その技術がいるのはごく限られた分野だったり

するので全員やる必要はなかったりします。

 

また30分とかでデモンストレーションしても

自分で手を動かさないと仕方ないので

意味あるのか?と思いながらも

口だけよりマシかと思ってやったりします。

 

課題(授業のお題)の進め方にしても

各々どんなアイディアか聞くには時間がいるので

なやましい。

 

~~~~~

 

ワークショップとファクトリーの話かすると

40人へはファクトリー的にやらざるを得ない。

 

大学レベルだと本当はワークショップ的にやるべきな気がします。

 

ものづくりはそのまま

ワークショップとファクトリーとの間で

メーカーにいたときは悩んでいたので同じ構図です。

 

ただ、ファクトリーもないと世の中成り立たないような気がするので

それらの両立がいる、で、いいのだろうか?

創造性がいる段階と生産性をあげる段階があるということか。

 

~~~~~

 

ワークショップも色々な哲学の流派があって

一番極端なのは

構成もエクササイズも、ディレクションもしないらしいが

全て自分の、その人の内側にあるのか、わからない。

本当に主体的だったら参画から企画に行くんじゃなかろうか。

 

~~~~~

結局「人間をどう見ているか?」ということなのか。

学校の先生の行動もそれによって違ってくるのだな。

 

考えてみると

「能力の違いもあるけど

人はそれぞれリズムがある」

というのが私の対応の元になっているような気がする。

 

時間があればそのリズムがつかめるまで相対したい。

というのが今のところの希望。

 

〜〜〜〜〜

ナナヨンデザインラボ