74 Design Labのブログ

ナナヨンデザインラボの代表のデザイン周辺の雑感 

「生命・人間・経済学」

森田真生さんの数学ブックトークで紹介されていたので
その場で買ってみた。
 
値段を見ずに2冊本を買ったら思わぬ値段でびっくりした・・・。
1000円のTシャツは躊躇するのに
2500円の本は即買い。いやびびったけれども。
 
約40年前の本の復刻的なものです。
経済学者と分子生物学者の対談で
「ガチの異種格闘技」と解説があるような内容。
 
しかしまあ40年、
大きな問題は変わっていないのかと
笑ってしまう。
 
そして思ったのは
「正しいと言えることは閉じている」
というようなこと。
経済学も理論の世界で閉じていて
現実と対応しないような感じの話があった。
 
森田さんはブックトークの中で
 
数学の世界で数字は意味のない記号
その純粋な世界で考えていくと飛べる場所がある
それを現実世界に当てはめて考えてみると面白い
面白いというか、現実を見ているだけでは飛べない視点に行ける
 
ような意味のことを言っていたように思い出した。
話を聞いている人は解釈して別のことを考えている
というようなことも言っていた。だからきっとずれているが。
 
閉じるのも必要だけど
閉じないと決断できないし、分類しないと理解しづらいから。
でも繋げるのも忘れてはいけないということかしら。
 
閉じたままでは話ができないし。
自分の分野至上主義の人とは話がしづらい。
でも開いている人は、その分野では異端となるのかな?